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[12]インターネットはありがたい(自宅療養編〜生活)

| 自宅療養編

入院中、最も困った、というより不満に思ったのが、パソコンの類が一切使用できなかったこと。最近の病院では、電波対策を施し、パソコンなどの電子機器の持ち込みを許可しているところや、インターネットも使えるところもあるようだ。しかし自分が入院した病院では、パソコンはもちろん、携帯電話の使用も許可されなかった。精密機械の問題もあるし、ペースメーカーをつけている病人もいることを考えると仕方ないのかもしれないけど。

メールのチェックは出来ない、ネットサーフィンは出来ない、仕事も出来ない、タイピングによる文章も書けない。通常生活の大きな部分がすぽん、と抜けてしまった感じ。療養という意味では正解だったのだろうが、特に病状が改善した入院後半時期においては、早く退院してパソコンやインターネットのある環境に戻りたいという願望が強まったのは言うまでもない。

その分、自宅療養時期に入ってからは、療養生活が少しでもプラスになるよう、特にネットをさまざまに活用した。このサイト(ブログ)の構築は当然のこと、自分と同じ病気にかかっている人のサイトから療養についてのノウハウや注意点を学んだり、専門家の意見を読んだりして知識を深め、疑問点の解消に役立てた。同様の状況に置かれている他の人の意見を読んだり、意見を交わすことで、病人特有の孤独感からもある程度は開放された気がする。その他メンタル面や料理の方法でも大いに参考になったし、通販のサイトも活用している。

パソコンやインターネットをうまく工夫して利用すれば、もっと色々なことが出来るし、生活の質の向上にも役立つはず。特にこのサイト上で反映されることになるだろうが、入院時のメモ書きノートと今現在使っているアイディアノートに書かれている構想のいくつかを、今後現実のものとしていきたいと考えている。

ともあれ、本当にパソコン、ネットってありがたい。逆に、自分がもし十年以上前に同じ病気にかかっていたらどうなっていたか。考えただけでも恐ろしい。そういう意味では、自分はラッキーだったのかもしれない。

※2009年1月現在では、携帯電話を使ったインターネットへのアクセスも盛んですし、パソコン・携帯を問わずブログやサイト、掲示板、SNSなどコミュニケーションの場は多種多様に及んでいます。「自分と同じ境遇にいる人」を探しだすのも容易でしょう。

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