不破雷蔵のネフローゼ闘病記ケータイサイト
[16]12月13日(月)。入院13日目。(第二章:12月13日〜12月22日・ドラゴンオヤジとステロイド)

起き掛けに、巡回に来た看護師に様子伺いの形で「眠れない?」と聞かれる。そばの病室にいる、例の「大声で咳き込み患者」が夜中も同じペースで咳き込み、しかも夜の廊下は静かで一層響き渡るので、なかなか眠れないのだが、「これこれこうで眠れないですね」と言うわけにもいかず、苦笑いだけで返答。咳の音がドラゴンの叫び声を想像させることから、自分の心の中でこの患者のことを「ドラゴンオヤジ」と命名することにした。

朝食。パン、牛乳、いり卵、サラダ、ほうれん草のスープ。

午前中にレントゲン検査が行われるはずだったのだが、いくら待っても来ない。結局、午前は待っているだけで終わってしまった。ベッドの中でごろごろしながらまどろみの時間を過ごす。

昼食はカレーピラフ、ほうれん草おひたしなど。普段ならすべて平らげるのだが、天候のせいか部屋の中も日差しが強く、とても暑いため多少のだるさを感じ、珍しくピラフを残してしまった。

レントゲン検査は結局午後になった。病室から出ると多少の涼しさを感じるが、やはり今日は暑く、さらに湿度も低いため只でさえ乾燥している喉がさらに水分を求めるようになり、つらさも増してくる。口の中に溜まったつばを飲み込み、我慢する。

検査の帰りに売店に寄ってみるが、先日発売日の会社四季報や会社情報(上場会社の最新情報が載っている分厚いデータ本)は売っていなかった(後ほど、発売日はまだ先と分かる)。この売店、本の予約や注文は一切出来ず、それどころか他の商品の注文すら出来ないという。店員の話では、本部から一方的に送られてくる商品を陳列しているだけとのこと。裁量権が無いだけなのか、それとも「病院内唯一の店だから何を置いても売れるだろう」といったいい加減な判断なのかは不明。だが、自分のように親族などに買物を任せることが出来ない患者にとっては不便極まりない。

夕食前に看護婦が巡回に。明日、採血と採尿の検査が追加となったという。今日のレントゲン検査を受けてのものだろうか。それとも単に連絡のし忘れか。

夕食は、ご飯にひき肉のなす包み、粉ふきいも、にんじんソテー、大根とわかめの酢の物など。自炊でなら包むなんて面倒くさいことをせず、さっさと炒めてしまうんだうな、と思いつつ口にする。

むくみをやわらげるため、入院直後から特にむくみが酷い足を水枕で冷やしていたが、ここ最近はそれが無くなった。足の水枕を取り替える際に、気持ち良く眠るために頭の下に敷く水枕もお願いしていたのだが、今日いきなり新しい看護師が水枕はもう出せないと言ってきた。

曰く、「これ以上は何らかの明らかな症状が出ているか、それとも薬を投与しないと水枕は貸せません」とのこと。眠りやすいから、と説明しても駄目だった。「薬を飲む」のと「水枕の貸し出し」がどういう関係にあるのか首を傾げると共に、理不尽さが湧き上がる。それとも単なる我がままに思われたのだろうか。病状は人それぞれだから、看護師の価値観だけで物事を決められては困るのだが。


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