不破雷蔵のネフローゼ闘病記ケータイサイト
[9]12月6日(月)。入院6日目。(第一章:12月1日〜12月12日・初めての入院。検査と薬とお食事と)

病状の一つに、水分を多量に摂取したくなるというのがある。体内では水があふれ出てむくみを生じさせているのに、どうにもうまくいかないものだ。夜になると喉の乾きで眠れなくなるのは前々からだが、入院してるとさらに水分不足がはっきりと分かるようになった。病院内ではエアコンを稼動しっぱなしなので、その分空気も乾燥している。それも影響しているようだ。

まず、唇がガビガビに乾き、すぐに切れて血が出るようになった。手足も乾燥肌になり、乾いた表層部分が日焼けした肌のようにボロボロになって浮き出てくる。2日に一度許可されるシャワーで丁寧に洗って乾燥部分を取り除いても、すぐに乾燥肌が復活してしまう。特に肘から手首の部分と、足の太もも部分、それに足の裏がひどかった。跡が残るような傷が出来てしまうので、下手にこすって取り除くことも出来ない。汚く見えるが放置するしかなかった。

午前10時から予定されていたCTスキャンは、外来患者のスケジュールが遅れたとかで、結局11時半過ぎとなった。下手すりゃ昼食すらキャンセルされるところだった。そんなことをされてはたまらない。

昼食はご飯、小松菜の和え物、肉団子甘酢あんかけ、みかんなど。さらに保管しておいてもらった朝食のうち、パンと牛乳、ジャムのみを受け取り、一緒に食べる。1日3食単位で栄養価の計算が行われているので、キャンセルされた食事も採れるものは後でも良いから採った方が良いそうだ。

二つ隣の病室が無人に。そこにいた人はさらに隣にある個室に移動したらしい。お金持ちなのか、それとも病状が悪化したのかは不明。他人のことを気にするより、まずは自分自身の治癒を先に考えねば。

この病院では、5階をはじめとした病室階は西と東にエリア分けされ、各種公共設備やナースステーションもそれぞれ独立している。ただ、エリア分けするような扉などはなく、廊下でスムースに行き来できる。話によると、自分が居る側はシャワーしかないが、反対側エリアにはシャワーでは無く風呂桶のある風呂が用意されている。「予算不足か?」と思うと共に、運が無かったのかな、とちょっと残念に思う。風呂好きとしては、ゆっくりと風呂桶に浸かって気持ちを安らげたいものだ。

夕食。ご飯、ぶりの照り焼き、ほうれん草ごま和え、さといもの煮っ転がし、メロンなど。

ナースステーションのそばにある冷蔵庫のことを聞くと、ルールを守れば患者も使って良いとのこと。水分量の制限や飲物の種類自体の制限もあるが、これはありがたい。もっとも、氷を勝手に作ったり使ったりは出来ないし、歩行が困難な現状では冷蔵庫まで行くのも一苦労。もう少し病状が改善してから使うべきだろう。


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