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2010年03月14日

ガソリン消費額トップの都市は? ガソリン年間支出額をグラフ化してみる

2010年03月14日 12:05 | 解説・ニュース

先に【「ぎょうざ日本一」の栄冠、2009年は50円差で宇都宮市の頭上に】で、2009年の【家計調査速報】の公開データを元に、県庁所在地・政令指定都市におけるぎょうざの消費量の比較を行った。このデータにはぎょうざだけでなく、多種多様な一般生活で消費する品々の消費性向が掲載されている。今回はその中から、当サイトで記事テーマとして取り上げることが多く、日常生活でも自動車を多用している人にとっては気になる値でもある「ガソリン」の消費動向をグラフ化してみることにした。

今統計データは県庁所在地と政令市を対象としており、データ抽出に際しては「二人以上の世帯」のものを用いた。まずは世帯当たりのガソリン年間購入金額について、上位10位をリストアップしたのが次の図。

↑ 世帯当たりのガソリン年間購入金額(円)(2009年)(上位10県庁所在地と政令市)
↑ 世帯当たりのガソリン年間購入金額(円)(2009年)(上位10県庁所在地と政令市)

ガソリン価格については【レギュラーガソリン価格と灯油価格をグラフ化してみる(2010年1月11日版)】などでも触れているが、直近では「金融市場の混乱に伴う資源価格の高騰で上昇」「その後の資源価格の反動による下落で下げ」「最近は再びじわじわと上昇している」というのが現状。また、いわゆる「ガソリン値下げ隊」というパフォーマンスを行った某政党が、立ち場が変わった途端に「そんな事言ってましたっけ?」と言葉通り「舌の根も乾かぬうちに」舌を出しながら180度態度を翻すなど、政争の具に使われたという面もある。

ともあれ、例えば第二位の富山市の場合、一か月あたりで換算すると世帯あたり6800円/月ほどガソリンを購入・消費している計算になる。中には自動車を持たない世帯もあるから、自動車保有世帯単位で考えるともう1000円前後は上乗せされるだろうか。

気になるのは山口市が突出していること。他の都市と比べて1万円ほどの差がある。購入頻度を見ても100世帯当たり年間2563回と、例えば富山市の1906回と比べてかなり多い。単純に「山口市はガソリン単価が高い」というわけではなく、ガソリンを入れる回数が多い=自動車を多用している、と見た方が自然である。

せっかくなので少々長くなるが、掲載されている全都市の購入額をグラフ化すると、次のような図になる。

↑ 世帯当たりガソリン年間購入額(円)(2009年)(県庁所在地と政令市)
↑ 世帯当たりガソリン年間購入額(円)(2009年)(県庁所在地と政令市)

今グラフではむしろ下側、つまりガソリン購入額が少ない都市に注目したい。大阪市、東京都区部、川崎市、京都市など、道路網以外での交通機関が比較的発展しており、自動車の利用頻度が少なく、結果としてガソリン購入額も少なくなっているのが分かる。また、全体的な数字で見ると、世帯単位でも都市によってガソリンの消費性向は4〜5倍も変わることが見て取れる。

昨今では再び上昇気配を見せるガソリン価格。消費額が多い地方の人たちほど、その値上がりが実感できることだろう。


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