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2010年06月09日
今使ってるその電気、何から作られてるの? …主要国の電源別発電電力量の構成をグラフ化してみる
2010年06月09日 03:52 | 解説・ニュース
電気事業連合会は2010年4月15日、「図表で語るエネルギーの基礎2009-2010」を公開した。今回は【各国のエネルギー政策が見えてくる・世界主要国のエネルギー源をグラフ化してみる】や【石油中心から多様化へ…日本の一次エネルギー消費推移をグラフ化してみる】などに続き、主要国の電源別発電電力量の構成をグラフ化してみることにする。電気は色々な形に変換しやすいエネルギーとして重宝され、現代社会には欠かせない存在。それだけに、自国内で原材料を算出できる・輸出でまかなう必要がある・工業構造や政治上の問題など、多種多様な要素の影響を受けやすいのも特徴である。逆にいえば、電気の電源別発電電力量構成を見れば、個々の国の経済・政治体系がすけて見えてくる(【該当ページ】)。
今グラフは電気の発電様式を石炭・石油・天然ガス・原子力・水力・その他に区分し、それぞれの発電量を総計電力量比で示したもの。【各国のエネルギー政策が見えてくる・世界主要国のエネルギー源をグラフ化してみる】は一次エネルギーの比率だが、それと大きな違いは無いことが分かる。

↑ 主要国の電源別発電電力量の構成(2007年)
特徴を箇条書きにすると
・カナダ、ブラジルは水力発電が多数。自然をフルに活用できる環境を有効に活かしている
・イタリアには原子力が無い
・イギリス、イタリア、ロシアなど欧州地域は天然ガスに寄るところが大きい
・中国やインドなどの新興国では石炭傾注度が高い
・フランスは8割近くを原子力に頼っている
などが挙げられる。
各国の事情は【各国のエネルギー政策が見えてくる・世界主要国のエネルギー源をグラフ化してみる】でも触れた通り。「イタリアは1987年に脱原発政策が国民投票で決定してから、原発ゼロを貫いる(現在では方針転換)」「フランスは独立独歩的な政策により、他国に関与されにくい原発を促進している」「中国は電力の8割を石炭から得ているが、これは石炭が安価で経済性に優れているから。ただし環境面での負担も大きい」などが見て取れる。
ちなみに石油のほとんどを輸入に頼っている日本だが、電力発電用としての比率はさほど高くはない。むしろ主要国の中では一番バランスが取れている感はある。
もちろんコンセントを見ても「原材料は●×です」と書かれているわけではないし、電源によって電気に違いが生じるわけでもない(それこそ「●×県の水力発電所モノの電気です」のような電気ソムリエが登場するわけもない)。それでもインフラがしっかりと整備されている日常を過ごせること、そのインフラを絶えず支えている関係者に感謝をしつつ、電気が作られた「素」に想いを馳せるのも悪くはあるまい。
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