ブリタニア金銭道

ブリタニア金銭道〜ベンダービジネス指南〜




【第9章:最後に-2】

■「2:マイペース(続き)」

 かつてFeluccaに本店があったころは、何人かFriend登録した人のベンダーも置いていました。その際はそれらベンダーの管理や助言は一切しませんでした。「自分自身の努力で売れるように頑張ってくださいね」という意味です。

 一時期、近隣の大型店にあからさまないやがらせを受けたこともありました。ギルド単位で当店の内部に居座り、泥棒やPK行為を繰り返し、来客の邪魔をしたのです。良からぬ噂も流されたという話も聞きました。一時は店舗の閉鎖も考えましたが、「マイペース」の言葉を信じ、正しい情報を流すと共に辛抱強く運営を続けたところ、一ヶ月ほどで彼らの妨害も止みました。面倒くさくなった、というのが本音のようです。

 商品の補充量にしても「マイペース」です。他のベンダー運営者は「そんな怠け方はよろしくない」と怒るかもしれませんが(^_^;) 売れ行きが格段に伸びた商品でも、次の入荷の際に入荷量をグンと増やすことはしません。もしそれをしてしまうと、確実に自分自身の負担が増えてしまうからです(それこそ秘薬ベンダーは毎日三回くらい補充しなければならなくなります)。あくまでも楽しく、マイペースでの経営が、長く続けるコツだと思っています。そう、基本は「自分が楽しく」です。

 他にも「常に顧客や近辺のショップ、システムの変更などをリサーチして、動向に対応出来るようにする」「常に新しい商品、他店には無い商品を開発するべく努力する」「良いアイディアで自店にも適応できるのならば、他店のものであってもすぐに採用する」「WebSite立ち上げによる、顧客とのコミュニケーションの場の設置」など、細かいことは挙げたらキリがありません(^_^;) 最近では特に日本シャードで流行りの「目を引く内装をほどこす」というのもありますね。もっともこれについては、あまり凝りすぎるとかえってお客が減ってしまうこともあるので注意が必要です(※建物内の内装アイテムに関するデータは、基本的に自キャラがその家の玄関前の階段に足を踏み入れた段階で読み込まれます。あまりにもデータが多いとシステムが対応しきれず、クライアントがフリーズしてしまうこともあるのです)。

 最後に。OSI側では最近、生産系のスキルにスポットを当てる傾向があります。モノを創って(造って)売るベンダービジネスは、今後もっと楽しいものになるかもしれません。いや、そうなることでしょう。

 「ブリ金」があなたのベンダービジネスに少しでもお役に立てたところがあれば幸いです★

----------Written by T.Elena,2000.8.17.


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