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[33]12月30日(木)。入院30日目。体重83.9kg。(第三章:12月23日〜12月31日・迷惑な隣人、K氏。そしてT氏は)

| 入院編

早朝の検査で、多少血圧が高いといわれた。元々少し高めだったのに加え、急激な体重の減少が原因かも知れない。

朝食。パン、牛乳、いり卵、角チーズ、野菜スープ、いちごジャム。

午後の散歩外出に備え、外出用のズボンとシャツを洗濯、乾燥機にかける。乾燥機にかけて温かくするだけで良かったのだが、折角だからと洗濯までしてしまった。今日は昨日の大雪と打って変わっての晴天。これなら午後までに雪もある程度は溶け、歩きやすくなるだろう。風邪の心配も要らない。

隣のK氏(あまりにも煙草煙草と言うので、心の中で「ニコチン大王」と命名)、巡回しに来た医者に煙草のことをしきりにせがむ。ある医者に「患者の中には煙草を吸う人もいる」と訴え「人は人」となだめられると、同じことを別の医者に質問。煙草を吸わない身にしてみれば、中毒性の怖さを目の前で見せ付けられているようで怖い。前の脱走も半ば以上煙草を吸いたいがためのものだったようだし、下手にキレると何をするか分からないあたり、少なくともK氏は「最近の子供はすぐ切れる」とは絶対に言えないよな、と思う。

昼食。スパゲティカルボナーラ、りんごとわかめの酢の物、ゼリー。

昼食後、いつもは2錠だったステロイド系錠剤が1錠に減った。朝4錠だったのは変わらないから、1日5錠。退院の目安となる1日4錠まであと少し。

薬を飲んだ後、厚着にマスクをして散歩外出。地図を見た限りでは分からなかったのだが、病院が主要ターミナル駅から歩いて5分程度の場所だったことが分かる。通院時はその駅から出ているバスを乗り継いでいたのだが、本数が少なく時間の調整が大変だった。だが今後は、時間をあまり気にしなくても良くなる。

さらに、買物に便利な店や、自宅近所には無い要チェックな店を何件も見つけた。これらの発見だけでも十分有意義な外出だった。自宅からは少々歩けば地下鉄1本で行ける場所だし、通院していてる間は、帰りに店によればいい。これからの生活の楽しみが一つ増えた。

最後に本屋で何冊か本を購入。栄養成分の辞典ともいえる「五訂 日本食品標準成分表」などを購入。退院後の食事療養に備え、今から勉強をしておかねば。一方、ネフローゼ関係の本は専門の文献は存在せず、腎臓病の本の1項目という形でしか掲載されていなかった。探していた本は無く、コーナーの分け方ですら腎臓病と肝臓病がごちゃごちゃになっていて少しがっかりする。

病院に戻り、新しい本などを納めるため、古い新聞をスクラップしていると、入院などのどたばたや経費の関係から買うチャンスを逃した、前々から狙っていた銘柄の株の価格が急上昇を続けていることを知る。もし買えていたら、今頃入院費の大半ですらまかなえたのにと考えると、ショックも大きなものに。

夕食はご飯、ハンバーグ、きゃべつとトマトとレタスのサラダ、かぼちゃの煮つけ、もやしなどの炒め物。

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