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[43]1月9日(日)。入院40日目。体重78.0kg。(第四章:1月1日〜1月10日・「めでたさも中くらいかなお正月」)

| 入院編

今日もまた朝一の検査で血糖値が低いと言われた。買い置きの飴玉をなめる。

朝食はパン、コーンスープ、ジャム、鶏肉ともやしとほうれん草などのおひたし、ジュース。

入院してから定期的に購読している新聞が、今日は休刊日でお休み。何もすることがなく、ベッドで朝から昼寝をする。朝だから朝寝か?

昼食。鳥飯、ほうれん草と赤ピーマンのおひたし、大根千切りときゅうりの酢の物、コーヒーゼリー。

退院時に病院で作成してもらう診断書へのリクエストを箇条書きにしてまとめる。すべてを記載してもらうのは無理かもしれないが、外傷が無い病気である以上、分かっていること、第三者に伝えたいことは出来るだけ盛り込んでほしいと考える。いくら医者が語っていた内容でも自分自身の口から説明したのでは、「もしかして聞き間違っているのでは」と疑われる可能性があるからだ。

切り抜きの新聞などをまとめるためのクリップがあれば便利と思い、売店で探すが、クリップもその代用となるものも無かった。自宅に戻ればはいて捨てるほどあるのに。スクラップをするためのはさみを持ってきた時に、気がつかなかった自分の気の回らなさに反省。

例のドラゴンオヤジはようやく退院したらしい。付き添いに来た人の漏れ聞こえる話では、かなり地位の高い人かお金持ちのようだ。そういえば時々お見舞いに来る客も、どこぞのバーの従業員のような、いかにも「お姉ちゃん」風な人が何回も来ていたな。だからこそ、あれだけわがままを主張していたわけだし、病院側も合わせなければならなかったのかも。ただ、それだけの金持ちなら何で特別室(個室のグレードアップ版。風呂など施設も充実)や個室に入らなかったのだろう。その謎を残しつつ、ドラゴンオヤジは去った。

夕食はご飯、白身魚、りんごときゅうりの酢の物、大根煮付け、きんかん。

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