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[42]1月8日(土)。入院39日目。体重78.2kg。(第四章:1月1日〜1月10日・「めでたさも中くらいかなお正月」)

| 入院編

朝食。パン、ゆで卵、きゃべつとレタスなどのサラダ、薄めの野菜スープ、ヨーグルト。

朝食を採ったあと、準備をして仮外出。自宅に戻る。自宅では近所のスーパーで、「五訂」で調べてピックアップした果物や食品などの価格チェックを行う。あらためて注意深く観察すると、思っていたより高値のものや安いものなど、目の前が新たな発見に満ち溢れていた。さすがに重さはパッケージなどに記載されていないと分からないので、実際に買うなりして計る必要があるだろう。

22件も入っていた留守電は、以前のデータがそのまま件数に加算されていたことが分かりほっとする。新しいメッセージは実家からのものだけだった。データを完全に消去し、パスワードと外部からの操作方法を書き写し、病院からでも確認できるようにする。もっとも、間もなく退院だから、あまり意味はない。

自宅での作業を終え、まだ時間が余っていたので病院の周囲を散策し、デパートや100円ショップを見回る。また、携帯電話の専門店では機種選定の参考にするため、最新版のカタログをもらう。

仮外出から帰ってみると、隣のベッドのK氏はすでに退院していた。どうやら無理が通ったらしい。とはいえ、退院後の暴飲暴食宣言をしていたことや、あの性格からすると、そう遠くないうちに再入院の可能性は高いだろう。退院後に早朝テレビなどのこれまでの悪行に対する愚痴を親族に、やんわりと伝えておくのもありかな、と思っていたが、それは大人気ないことでもある。考えている最中に退院してもらって良かったのかもしれない。

K氏の代わりにベッドに入っていたのは初老のB氏。どんな病気で入院したのかは不明だが、K氏同様ヘビースモーカー特有のヤニくささを感じた。名前のシールはピンク。

患者には説明されていないが、病室入り口の名札の横には、赤・ピンク・緑の正方形のシールが貼られている。どうやらこれは患者の区分分けを示しているらしい。さらに病状によってはシールの上にアルファベットが書かれる場合もある。自分は、他人への感染の可能性は無いものの、比較的珍しい病気であることや、少なくとも初見から病状改善が見られるまでは安静に近い状態だったことから、ピンクのシールが貼られていた。自分の判定についても説明は受けていないからあくまでも推測でしかないのだが、他の病室の患者のようすをうかがうと、推測が大まかで合っているような気がする。

B氏にはピンクのシールが貼られていた。感染の心配はないが、例えば簡単な手術後の一時短期入院と違い、何らかの手術を行うのかそれとも中長期的な治療のための入院と思われる。いずれにせよ、何日か経過するうちに分かることだろう。

夕食。ご飯、ハンバーグ、わかめのしらすがけ、かぼちゃ、りんご。

B氏のいびきが例のドラゴンオヤジ並にうるさく、しかも断続して発するので、まともに眠れず。気管支系の病気なのかもしれない。

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