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後書き

| 自宅療養編

書き連ねたあと読み直してみると、この「自宅療養編」は「入院編」以上に覚え書きと愚痴の傾向が強いようです。果たして療養記録と銘打つだけの体をなしているのかどうか、と頭の中で疑問符が渦巻いています。もしお気に召さない人がいても、それもこれも「はじめての(長期)自宅療養」ということでご勘弁いただければありがたいです。

2005年2月末までの自宅療養期間も過ぎると、3月からは通常の出勤時間に沿った出勤をしながらの療養が続きます。食事の制限や薬の投与、定期的な検査や問診を行うための通院、そして業務時はもちろん出退勤時における心身へのストレスや感染病に対する注意。

ネフローゼはむくみなどをのぞけば外見はごく普通の健康な人と変わらないため、他の人からの理解を得られにくい病気の一つでもあります。事情を分かっている人でも、「長期的な加療が必要ですぐに完治するわけではない」という特有の症状から、だんだんと状況に慣れ、理解度が薄れてしまうことも多々あるでしょう。人間とは得てしてそんなものです。やもすると怠惰な人間だと思われてしまうかもしれません。それらのプレッシャーとの戦いが、最大のハードルといえるでしょう。

幸い、現時点(2009年1月)で再発することもなく寛解状態を維持していますが、定期的な通院は続いていますし、食生活や体調に対しては普通の人以上に気づかう日々であることに違いはありません。主治医曰く「通院は恐らくずっと」とのことで、自分自身では「定期的な健康診断を受けているようなものだ」とポジティブに考えることにしています。代わりに色々とあきらめねばならないことも出てきましたが……。

ともあれ、今回の「入院編」「自宅療養編」が、一人でも多くの人の役に立てば幸いです。

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