Scenario Event Act.4

Plague Scenario
プレイグ(腐敗・病)シナリオ

'02/4/21〜5/24 ALL Shard


イルシェナーに現れた Juka(ジュカ) と Meer(ミーア)達、
対立する2つの種族はブリタニアに新しい混乱の種を落しましたが、
しかしまだ大きな動きを見せてはいませんでした。

物語は、彼らが現れてから約3ヶ月後に動き始めます・・・


02/4/21  [ Yew への襲撃! ]

ブラックソーン(Blackthorn)は埃っぽい大きな机の上に積み上げられた地図の山に目をやった。
まばらに立てられたロウソクの心もとない明かりが、かたわらのジュカ(Juka)の戦士、ケイバー(Kabur)の影を躍らせている。
彼が神妙にしているのは彼の主人であるエクソダス(Exodus)の御前であるからにすぎない事はブラックソーンにもわかっていたが、ケイバーのうやうやしい態度を見るのは、彼にとって束の間の腹いせになった。

『まずはユーの都から攻める。 我々は、カオスの力でこの国を支配する』
『これよりブリタニアは、正統なる王の真の怒りを知ることになる』
BNN、「同盟者と敵軍」より)
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Trinsic(トリンシック)と Papua(パプア)、そして Yew(ユー) の街に突如、見た事もないドラゴンのような生き物に乗った竜騎兵が出現、町を襲撃し始めた!
それは「Chaos Dragoon(カオスドラグーン)」と呼ばれ、片手にはマジックソード、もう一方の手にはブラックソーンを盟主とする者達が持つ「カオスシールド」を構え、そして未知の技術による鎧「スケイルアーマー」を装備していた。
そして6本の足を持つ背の低い奇妙なドラゴン「Swamp Dragon(スワンプドラゴン、沼ドラゴン)」に騎乗し、マジックソードの攻撃と共に、ドラゴンブレスによる攻撃も繰り出してきたのだ!
平和な ユー や トリンシック の街は瞬く間に大混乱となる。
加えて、Juka(ジュカ)の軍勢がドラグーンと共に街を侵攻、彼らの攻撃はガードも防ぎきる事が出来ず、彼らとの戦いはブリタニアの冒険者や戦士達に委ねられる事になる。
カオスドラグーンだけならば、まだブリタニアの戦士でも防ぎきる事が出来たが、襲撃に加わった Juka の戦闘力はやはり非常に強力で、街の市民と共に多くの戦士が彼らの攻撃の前に倒れていった・・・
だが、騎乗動物の調教はブリタニアのテイマー達も得意とする所、彼らがカオスドラグーンの騎乗するドラゴンを見逃すはずはない。
すぐにスワンプドラゴンはブリタニアの住民達も乗りこなすようになり、竜騎兵 対 竜騎兵の戦いが繰り広げられるようになる。
また、カオスドラグーンの装備する鱗の鎧「スケイルアーマー」が鍛冶屋によって研究され、すぐにその製法が広まる事となった。
材料として硬い竜の鱗が必要となるが、それは材料の鱗の種類に応じて特定の攻撃に対して耐性を持っており、それはブリタニアの戦士達の新しい装備に加わっていく。


  
新装備や騎乗動物の出現などにより、なんとか街の防衛を続けるブリタニアの戦士達。
しかしカオスドラグーンや Juka の軍勢も、その攻撃の手を緩める事がない。
ブリタニアに、新たな戦乱の日々が訪れたのである。



02/4/29  [ 戦乱の拡大 ]

最も侵攻の激しい ユー と、そして トリンシック と パプア への攻撃を続けるドラグーンと Juka の軍勢、そして防戦を続けるブリタニアの戦士達。
両者譲らない戦いの状況を打破すべく、ブラックソーンは新しい戦士を投入する!
ブリタニアの戦士達の間に現れたのは、カオスドラグーンの上位兵 「Chaos Dragoon Elite(カオスドラグーン エリート)」だった。
通常のカオスドラグーンよりも非常に高い攻撃力を持ち、そして装甲化したスワンプドラゴンに騎乗する強力な騎兵。
加えてブラックソーン直属の半機械化兵士、ベトレイヤーやジャガーノートも出現、ブリタニア側も一気に劣勢に立たされる!
もちろんブリタニア側もそのまま負けてはいなかった。
鍛冶屋達はスワンプドラゴンの鎧をすぐに模倣し、ブリタニア市民も手懐けたスワンプドラゴンを装甲化する。
敵の攻撃を防ぐ硬い鎧に身を包んだスワンプドラゴンは戦士達の新しい力となり、再び戦いは混沌としていく事になる。
だが、超強力なベトレイヤーやジャガーノートに加え、エクソダスの軍勢 コントローラー や ゴーレム も襲撃に参加しはじめ、ブリタニア側はだんだん押されていく事となり、さらに別の街 Minoc(ミノック)も ドラグーン達の攻撃の対象となり始める。
特に狭いミノックにおける襲撃は非常に熾烈であり、多くのブリタニア市民が、ここで犠牲になっていった・・・



02/5/7  [ 腐敗 ]

「出来る限り人間とジュカが衝突しないよう力を貸すことじゃ。 ワシがあんな事をしなければ、ジュカは人間を攻撃したりはしなかった。 お前がなんと言おうと、ワシが責任をとる」
ミーアの長老、アドラナスは言葉を止めた。
そして、断固とした決意に、岩の面のような彼の顔がさらにこわばった。
「ジュカに腐敗の術をかける」
BNN、「呪文の儀式」より)
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Juka の攻撃が続く街の周辺で、奇妙な目撃が相次ぐ。
植物なのか、動物なのか? 生きているのか、もはや朽ちているのか?
それさえも解らない奇妙な腐敗した存在が現れ始めたのだ。
それは 「腐ったもの」 「泥濘化したもの」 という意味を持つ「Bog thing」、「Bogling」という名で呼ばれた。
歩き回る腐り落ちた樹木のような Bog thing は、高い耐久力と自然回復力を持ち、さらに折れた枝も次々と Bogling という腐敗した植物に変わっていった。
ブリタニアの冒険者達はこのおぞましい相手を撃退しようとするが、Bogthing は攻撃を受けて弱まっても周囲の Bogling を取り込み、その力を回復させまた冒険者達に襲いかかっていった!
それは全く予期せぬ新たな脅威の始まりだった。

しかし、そんな奇妙な腐敗植物の中から、新しい植物の種が見つかるようになる。
それは Bogthing や Bogling がまだ植物だった頃の種のようであり、腐敗の影響はなく、むしろ新しい生命力に溢れていた。
普通の植物よりもはるかに早い成長力を持ったその種は、ブリタニア市民の間で広く栽培されるようになり、襲撃を受けていない平和な街ではこの種による植物を使ったガーデニングが流行る様になる。
それは混乱の中にあって市民のなぐさめとなっていったが・・・
しかし、腐敗植物モンスターの出現が、その後のさらなる脅威の前触れに過ぎない事を知るものは、まだこの時、誰もいなかった。



02/5/10  [ 病んだ生物 ]

「わしの言う被害とは、怪物を出現させる原因となったものじゃ。 申し訳ないが、それはもっと恐ろしいものを出現させる。 ジュカの攻撃を止めるためには、良心に逆らって強大な破壊力をもたらす必要があったのじゃ」咳の為に再び話が途切れた。
「我々の足元で、それは確実に育っている……」

「ユーの地下で何かが育っていると?」クレイニンは訊ねた。

「腐敗じゃ」アドラナスは答えた。

BNN、「兆し」より)

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その不気味な存在は、腐敗と病の拡大と共に現れ始めた。
ミーアの放った「腐敗の魔法」は失敗し、彼ら自身に深刻な病をもたらすと共に、ブリタニアの土地に腐敗の力を広め始めたのだ。
植物に影響した Bogthing の出現の後、それはついに生物へ影響を及ぼし始めた。

見るだけで嫌悪感を覚えるようなその存在は 病んだ獣「Plague Beast(プレイグビースト)」と呼ばれ、それはまさに失敗した腐敗の魔法が動物に影響して生まれた存在だった。
毒気を撒き散らし、他の生物を襲い、それを飲み込んでさら膨れ上がり、周囲に飛び散った肉片は「Plague spawn」に変わって蠢いた。

さらに Yew の街には疫病が流行り始め、その不衛生な環境によりネズミが大量発生し始める。
加えて、Juka や カオスドラグーンの攻撃も止む事を知らず、それはまさに、末期的な症状になりつつあった。

プレイグビーストは取り込んだアイテムを体内に蓄えていたため、それは一部の冒険者の物理欲を満たす存在となり、彼らによって駆逐され、結果的にその脅威の広まりが防がれる結果となったが・・・
しかし彼ら自身がプレイグビーストに飲み込まれる場合も多く、また強い腐敗の力はさらに多くの動物をプレイグビーストに変えていったため、その存在が絶える事はなかった。

ブリタニアは、Juka や ブラックソーンの攻撃だけでなく、この全土に広まる腐敗によって新たな危機を迎える事になる。




02/5/16  [ 腐り堕ちる大地 ]

Yew の大地の下で広がっていた腐敗が、ついに地表に現れ始めた!
Yew の土地は泥濘化し、街は沼に飲みこまれ、その地形は大きく変貌してしまう。
美しい自然の広がっていた Yew の光景は見る影もなく、シンボルであった Yew tree も枯れ始めてしまう。
代わりに不気味な湿地性の草木が急速に伸び始め、病んだ樹木「Plague Tree(プレイグツリー)」が店の床を突き破ってまで伸びようとし、その枝の先端からは毒々しい瘴気が放たれた。
そして、住民に広がる疫病はさらに深刻化し、肌は青く変色し、腐敗の進む肉体には虫も湧き始める・・・

また、ブリタニア全土に Plague Beast や Bogthing といった腐敗生物が現れはじめ、もはやこの土地の腐敗が Yew や Minoc などの一部地域の問題ではない事を、ブリタニアの市民は知る事になる。
そんな中、ジュカとブラックソーンの軍勢の攻撃も続いていたが、その攻撃は弱くはなっていないにせよ、強くもなっていなかった。
不気味な膠着が続く中、ブリタニアの腐敗は徐々に進んでいく・・・



02/5/16  [ 浄化 ]

Yew の腐敗はさらに進んでいく。
ついに建物の屋根を突き破るほど成長したプレイグツリー。
しなびた枝の緑の胞子からは、さらに腐敗の毒が撒き散らされ、その被害は進む一方だった。
加えて、進む腐敗によって各地に出現するプレイグビーストも強力化、ブレードスピリッツなどの召還魔法に免疫を持つようになり、さらにその撃退は辛いものとなってしまう。

しかしそんな中、王宮魔術師ニスタルの後を継いだクレイニンと会見したミーアの長老アドラナスが、Yew のエンパスアビー修道院前に現れ、ブリタニアの冒険者達にメッセージを伝え始めた。
「我等の恐ろしい過ちによりもたらされた、
この土地と人々の汚れた病を治すため、お主達の力を貸して欲しい」

「ここ Yew にある巨大な Plague Tree(プレイグツリー)は
空に向ってそのしなびた枝を伸ばし、
有害な胞子を撒き散らしてこの土地の汚染を広げている。
しかし我等は、その治療法を発見したのだ!」

「必要となるものを集め、そしてプレイグツリーの中に入れる事が出来れば、
ツリーは自身を癒し、そして本来あるべきように
その治癒の力をこの世界に広めるであろう。
しかし、残されている時間は僅かしかない!」

「治癒の力を持つ4つの成分をプレイグツリーに与えなくてはならない。
それは、明るい色の種、癒しと解毒の両方の強力な魔法の混合物、
そして、プレイグビーストのコア(核)が必要となる!」

「プレイグツリーは毎日数時間だけ、その有害な胞子を撒き散らす。
プレイグツリーの中にアクセス出来るのはその数時間だけだ。
そしてそれは、Yew を永遠に堕落させようとするプレイグビーストを
撃退せねばならない時でもある!」

「我等は自然界との結び付きが強く、
そのためこの汚れた病により、我が民の力は弱められてしまった。
我等の多くの仲間が今日、死に瀕している。
そして今の我々では、この病を消す事が出来ない。
我等はお主らの力を必要としている!」

人間とミーアの共同研究によってついに得られた腐敗の治療法!
すぐに冒険者達が腐敗の浄化に必要なものを集め始める。
皮肉な事に、そのうちのいくつかは、この腐敗の副作用によってもたらされたものだった。
必要となるものは、強い力を持つ「ヒールとキュアのポーション」、
そして腐敗植物から得られた種の栽培と、その品種改良によって生まれた「明るい色の種」、
もう1つ、プレイグビーストの体内にあるという「プレイグビーストのコア」。
一方、ブリタニア各地には、Plague Beast の新種、「Plague Beast Lord」が出現し始める。
だが幸いな事に、この「プレイグビーストのコア」はこのプレイグビーストロードから得られるものだった。
だが、それを手に入れるには、プレイグビーストロードが生きているうちに体内から取り出さなくてはならない・・・
ブリタニアの冒険者は、未知の生物の体内を手術してそれを入手するという、困難な仕事を要求される事となった。
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しかし、多くの冒険者の協力と提供によって、多数のポーションと種、そしてプレイグビーストのコアが集められた。
そして午後7時、プレイグツリーの幹にある黒い塊が開き、緑色に染まった内部が見え始めた・・・
いよいよ浄化の時が来たのだ!
すぐに冒険者が集めた治療薬を投与し始める!
プレイグツリーも自らを浄化しようと、それを次々に取り込んで行く。
しかしそれは襲撃中の Yew の街の中、Juka や ブラックソーンの軍勢が集まった冒険者に襲いかかり、戦士達が懸命の防戦を行う一方、多数の死傷者も出始める!
果たして腐敗した Yew の大地は、無事に浄化されるのか・・・!?

[ エピローグ ]

エクソダスの耳障りな声が続いた。
「もし、ミーアが己の身を守ろうと反撃に出るようなことがあれば、ジュカ軍と竜騎兵を引かせるのだ、ケイバー」
「退却せよと?」
主人に特別な策があるとは承知していたが、ケイバーにとってそれは不本意な命令だった。
「という事は、新しい任務をお与えくださるのですか? エクソダス様」
「しばらくお前とは連絡がとれなくなる。 戦況が複雑化しても、私は指示を出せない。 そうなれば、大切な兵をいたずらに失うことになる」
「目的を達成するためには、私は別の場所に注意を向けなければならんのだ。 そのためには準備が必要となる。 ブラックソンは私の活動の事を何も知らない。 ここでの話も、お前に対する私の命令も、ヤツの耳に入れてはならん。 ケイバーよ、お前の口の固さを信じているぞ」

「承知いたしました」
ケイバーはヘルメットの下でニヤリと笑った。
「決して漏らしません」
BNN、「準備」より要約)
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「プレイグビーストのコア」の収集はかなりの困難を極めましたが・・・
多くのブリタニア住民の活躍によって、全てのプレイグツリーは浄化されました。

右はプレイグツリーを巡る最後の攻防の様子ですが、襲いかかる Juka や Exodus の軍勢は撃退され、プレイグツリーは集められたコアと種、薬によって、青い輝きを放つツリーへと変わりました。

今後このツリーはこれまでとは逆に、その浄化の力を Yew の大地へと広める事でしょう。
失われた自然は、徐々にその姿を取り戻していくはずです。
一方、これによってミーアもその力を取り戻し、ジュカへの反撃の準備を始めた様ですが・・・
その Juka は、早々にブリタニアの各街から撤退しています。
これは BNN のストーリー(エピローグ冒頭)で語られた、Exodus の指示通りの行動だと思われます。
結果として、ブリタニアから Juka と腐敗の両方の脅威は去った事になりますが・・・
Juka と Exodus の軍勢は何かの思惑を残したまま軍を引いただけであり、そしてブラックソーンも何をしようとしているのか、そしてどこにいるのか、全く不明なままです。
今後 彼らの存在は、ブリタニアにどのような影を落すのでしょうか・・・?
エンパスアビー(Yew 銀行)の前では、アドラナスが感謝のコメントを残していました。

「この地を覆っていた汚れし病は癒され、そして我が民は再び武器を手に取り、 Juka と戦うための十分な強さを取り戻す事ができた。
汝らに感謝する!」

( 今回のシナリオでの新登場モンスター )

名称 Chaos Dragoon
(カオスドラグーン)
耐久力
攻撃力
特殊能力 盾防御、ブレス、周囲攻撃、
ドラゴンキラー、ボーラ無効
アイテム 竜の鱗
ブラックソーンの竜騎兵。 ブラックソーンのシンボル「カオスシールド」を装備している。
また、騎乗しているスワンプドラゴンもブレスを吐いて攻撃し、たまに煙の様なものあげる周囲攻撃をしてくる。(煙のエフェクトは 3D 時のみ)
この周囲攻撃には竜族に対する特攻効果があり、もしペットのドラゴンを戦わせていた場合、大きなダメージを被ってしまう事になる。
盾のスキルもかなり高く、直接攻撃も高い確率でガードするので注意。

倒せば、その持っているマジックソードと、着ている鎧の色の鱗を1枚だけ落とす。
竜の鱗は、新しい鎧「ドラゴンスケールアーマー」の材料となる。
その詳細は こちら を見て欲しい。
また、乗っているスワンプドラゴンはそのまま野生化するため、テイムする事が可能。


名称 Chaos Dragoon Elite
(カオスドラグーン エリート)
耐久力
攻撃力
特殊能力 盾防御、ブレス、周囲攻撃、
ドラゴン特攻、煽動無効、ボーラ無効
アイテム マジックソード、竜の鱗
竜騎兵の上位兵士。 装甲化されたスワンプドラゴンに騎乗する。
カオスシールドを装備し、手にはマジックソードを持っている。
攻撃手段は普通のカオスドラゴンと同じだが、一般兵のカオスドラゴンよりもはるかに高い耐久力と攻撃力を合わせ持つ。
もちろん盾による物理攻撃の防御もあるため、戦士で戦うのは辛い相手だ。
また、マジックソードを装備しているため、攻撃力はそのソードによって変わってくる。

倒せば、そのマジックソードと、着ている鎧の色の鱗を1枚だけ入手できる。
通常のドラグーンと違い、倒しても騎乗しているスワンプドラゴンは消滅する。


名称 Swamp Dragon
(スワンプドラゴン)
耐久力
攻撃力
特殊能力 調教可能
アイテム 緑の鱗×5(解体時)
カオスドラグーンが騎乗している背の低いドラゴン。
調教可能で、調教に必要な最低スキルはドラゴンと同じ 93.9 のようだ。
カオスドラグーンが騎乗中はブレスを吐いて攻撃していたが、プレイヤーが騎乗してもブレスを吐く事はない。
単体のモンスターとしては特に特徴ある相手ではなく、攻撃力も低い。

調教したスワンプドラゴンは、鍛冶スキルによって作られるドラゴン用鎧の権利書(Dragon Barding Deed)によって、左図の様に装甲化する事が出来る。
装甲化したスワンプドラゴンは騎乗者が受けるダメージの 10〜20% を受け持ち、その分を軽減する事が出来る。
スワンプドラゴンの装甲化の詳細は、こちら を見て欲しい。


名称 Bog thing
(ボグシング)
耐久力
攻撃力
特殊能力 Bogling 生成、Bogling 取込、
煽動無効
アイテム 種2つ
ミーアの腐敗の呪文の失敗の影響を受け、腐敗した状態で動き始めた元樹木。
名前は 「腐敗したもの」、「泥濘化したもの」 という意味を持つ。
数体の Bogling を伴って現れ、攻撃を受けるとさらに Bogling を生み出す。
そして、攻撃を受け HP が減少した際に近くに Bogling がいると、それを取り込んで HP を回復してしまう。 また、自然回復力にも優れている。
ただ攻撃面に関しては、高い攻撃力を持つものの、特殊な攻撃や魔法などは使わない。
近くに Bogling がいるままだとそれをどんどん取り込んでしまうため、なかなか倒す事が出来ない。
先に Bogling から片付けてしまうのがいいだろう。

倒せば、ガーデニングに使用する植物の種を2つ入手できる。種類はランダム。


名称 Bogling
(ボグリング)
耐久力
攻撃力
特殊能力 特になし
アイテム 種1つ
ミーアの腐敗の呪文の失敗の影響を受けた植物。
攻撃を受けた Bogthing からも次々と生み出される。
高い自然回復力を持つが、それ自体の力はかなり低く、モンスターとしては強い相手ではない。
しかし、Bogthing が近くにいた場合、それに取り込まれて Bogthing の体力を回復させる元となる。

倒せば植物の種を1つ入手出来る。


名称 Plague Beast
(プレイグビースト)
耐久力 変動(初期は
攻撃力
特殊能力 Plague Spawn 生成、死体取込、
毒ブレス、オートディスペル
アイテム 変動、Healthy gland(健康な器官)
ミーアの腐敗の呪文の失敗の影響で、肉体が原型を留めていない元動物。
かなり特殊な性質を持つモンスターだ。

毒のブレスで攻撃し、ダメージを与えると同時に相手を毒化し、さらに Plague Spawn と呼ばれる不定形の生物を次々と生み出す。
そして最も特徴的なのは、近くにある死体を取り込み HP を回復させると共に自らを強化する事だ。
取り込んだ死体がプレイヤーのものである場合、すぐに白骨化してしまうため、アイテムの回収はかなり困難となる。
そして死体を取り込むほど耐久力が上がり、多数の生物を取り込んだプレイグビーストを倒すのはかなり大変な事になるだろう。
しかしプレイグビーストは、強化されたものほど倒した時に出すアイテムの質も高くなる。
最初は数百ゴールドにマジックアクセサリー1つ程度しか持っていないが、強化されると複数のマジックアイテム、さらに新マジック武器(スレイヤーウェポン)を出すようになり、また宝箱を所持し、その中にも 1000G のお金が入っている。
リスクと引き替えに報酬も高くなる形だ。

だが強力なモンスターである事は間違いないため、実力にあった対処が必要だろう。
また、倒すと稀に「Healthy Grand(健康な器官)」という青い管のようなものを出す場合がある。
これはプレイグビーストロードからコアを取り出す際に使用される。

なお、プレイグビースト同士や、プレイグビーストとプレイグスポーンは、煽動しても無効となる。


名称 Plague Spawn
(プレイグスポーン)
耐久力
攻撃力
特殊能力 時間により消滅
アイテム 特別なものはなし
プレイグビーストから生み出されるモンスター。
不定形でさまざま形があり、人間の形の場合もあるが、色が紫色なのでそれで区別出来る。
(3D では紫でないので注意)
特別強いモンスターではないが、プレイグビーストとの戦闘時に次々と出現するため、かなり面倒なモンスターである事は確かだろう。
5分ほど経つと、「溶けて無くなった」というようなメッセージと共に消滅する。

プレイグビーストやプレイグスポーン同士は、煽動しても無効となるので注意。


名称 Plague Beast Lord
(プレイグビースト ロード)
耐久力
攻撃力
特殊能力 パラライズによってフリーズ化
アイテム プレイグビースト変異核
Yew のプレイグツリーを浄化するためのアイテム、「プレイグビーストのコア」を入手するために存在したイベント用モンスター。
パラライズによってフリーズ(硬直)し、刃物を使う事によって切開する事ができ、そこから手術によってコアを取り出す事が出来た。
その詳細は こちら のページを見て欲しい。

モンスターとしては、耐久力や攻撃力は通常のプレイグビーストを上回るものの、毒のブレスを吐く事はなく、死体を取り込む事も無い。
そして、パラライズで停止しそのまま死んでしまうため、実際の所 戦闘力は無いに等しい。
単純にイベントアイテム入手用の存在だと思っていいだろう。

普通に倒しても入手出来るアイテムやお金はない。

( 新追加アイテムリスト )

[ Swamp Dragon ]
アイテムではないが・・・ 新しい騎乗動物。
高い耐久力を持ち、譲渡の際に相手側のテイマースキルを必要としない。
攻撃力は乏しいので戦力としては期待できないが、装甲化する事により騎乗者のダメージを軽減する事が出来る。
[ Dragon Barding Deed ]
スワンプドラゴンを装甲化するための鎧の権利書で、鍛冶スキルで作成する。
ノーマル品で 10%、高品質で 20%、騎乗者のダメージ(物理・魔法両方)を軽減する。
軽減したダメージ分は鎧のダメージとして蓄積され、鎧のダメージが限界値を越えると鎧は破損、普通のスワンプドラゴンに戻る。
オーナーが刃物を装甲化したスワンプドラゴンに使う事で、任意に外す事も出来る。
注意として、ボーラ攻撃を受けるとその時点で破壊される。
[ Dragon Scales 、Dragon Smith Hammer、Dragon Scale Armor ]
Dragon Scales(竜の鱗)は、Dragon Scale Armor(ドラゴンスケールアーマー)を作る材料となり、Dragon Smith Hammer(ドラゴンスミスハンマー) によって作成される。
竜の鱗はドラゴン系の敵とシーサーペントから採取でき、ドラゴンの種類・色によって得られる鱗の色が異なる。
その鱗を必要量集めてドラゴンスミスハンマーで作ったものがドラゴンスケールアーマーで、色によって特定の攻撃を、低い確率で軽減する事が出来る。
ただし、逆にダメージの増えてしまう攻撃もあるため注意が必要。
基本的な防具性能はプレートアーマーと同等であるが、リアクティブアーマー、プロテクションの魔法の障害とならない。
[ Plant Seed ]
腐敗植物モンスターから得られる、植物の種。
雑貨屋で売っている植木ばちに植える事によって、植物を栽培する事が出来る。
栽培した植物はそのまま飾ってもいいし、交配して新しい植物を作ったり、資源を生み出す植物からアイテムを得る事も出来る。
[ Plague Beast Mutation Core ]
プレイグビーストの核となるもので、氷色の脳の形をしている。
Yew を正常化させるために必要となったイベントアイテムであり、それ以外の使い道はない。
現在、それを得るためのプレイグビーストロードが出現しないため、入手不可能となっている。

これら、このシナリオで新たに追加されたアイテムの詳細は、
「トレジャーインフォメーション」の「New Magic Item List 2」を参照して下さい。
また、植物の種と、その栽培の詳細は
「トレジャーインフォメーション」の「楽しい園芸入門」をご覧下さい。


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