Khaldun 情報

秋の気配が訪れるこの頃、酒場は新たに発見されたダンジョン"Khaldun"の噂でもちきりだ。
ある者は復讐を果たすため蘇る者、おぞましき死霊どもについて語り、
またあるものは近寄る者全てに食らいつく、触手の化物の大群に出会った時の事を話した。
風の吹き抜けるこんなそら寒い夜には、異形のダンジョンでの冒険譚でも聞きたいものだ。

日本公式UOサイトより


Lost Land(T2A)の Felucca にのみ存在する新ダンジョン、
「Khaldun」

ここは完全な上級者用のダンジョンであり、
非常に強力な敵が多数出現すると共に、数多くの謎に包まれています。

このページでは Khaldun について、
現在わかっている範囲の情報を表記します。

まず、Khaldun についてのオリジンからの発表は以下の通りです。

=Dungeon Khaldan=
Khaldan のダンジョンは、Felucca のT2Aに設置されます。
ダンジョンの入り口は2つで、デルシアの東遠方にあります。
入り口の六分儀座標は下記の通りです。 
・58o 16’S , 5o 7’E
・62o 8’S , 3o 47’W

Khaldan のダンジョンはベテランプレイヤーのために非常に難しくデザインされます。
ここでダンジョンの情報を全て公開し、プレイヤーの驚きを台無しにしてしまわないよう、基本的な情報だけを公開します。


この新しいダンジョンに挑む際には、以下の事を覚えておいて下さい。
 
・このダンジョンには新しいモンスターがいます。
  それらの多くは既存のモンスターとは別の行動を取ります。

 
・ダンジョンには秘密の通路や部屋が存在します。
  それらを見つけるのは容易ではありません。

 
・いくつかのスキルと呪文はこのダンジョンでは働きません。
  以下のものは動作しません。

  
・Mark(マーク)の呪文
  ・Resurrection(復活)の呪文
  ・Healing(包帯)による復活。(HPの回復と毒の治療は行えます)

 
・別のプレイヤーを殺す事は、その殺人者に時々、不意の事態をもたらす事があります。
Khaldun へのマップ・道のりは左図のような感じです。
街からはかなり遠いので、最初はBritannia から、Vesper か Minoc 北西にある T2A への出入り口から向かった方が良いでしょう。
Vesper からの場合はそのまま南西に、Minoc からの場合は西に行って街道に出て、その街道を道沿いに進めばたどり着くことが出来ます。

再度言いますが、Felucca にしかありません。

なお、Khaldun は、サーバー内のコンピューターでは
Britannia 側の地域サーバーにあり、T2A 側のサーバーではありません。
システム的には、T2A 内とはみなされていません。

(UOAM のマップ使用)
左図が Khaldun 内部のマップです。

左は簡易的なマップであり、実際のダンジョン内は壁や岩などでいくつかのブロックに分かれています。
また、隠し通路なども存在します。

Khaldun には多くの謎があり、それを解き明かさなければ行けない場所も多くあります。


Khaldun ではゾンビやスケルトンなどのアンデッドモンスターが多く出現し、
そしてここでしか出現しないモンスターも多数存在します。
今確認されている固有モンスターは以下のものです。

影の精霊「Shadow fiend」です。
恐ろしげな姿ですが、所詮は影。
強さとしては大した事はなく、特殊な攻撃も持ちません。
また、倒しても特にアイテムを出すこともありません。
ただし、隠れている者を近づくだけで見破る特性を持ちます。
Khaldun の呪いにかかった人々です。
肌は緑色で、多人数で侵入者に襲いかかります。
攻撃は手に持つ武器によるもので、弓を持つ者、魔法を放つ者もいます。
中には特殊な赤NPCも存在しますが・・・ 後述します。
「Khaldun の狂信者」達です。
通常の赤NPCよりも遥かに強い力を持つ強敵で、
剣士タイプの「Knights」(画像上)と、
術士タイプの「Summoner」(画像下)がいます。
双方とも、並ではない力を持ち、扇動も無効化します。
また、倒しても白い炎に包まれ骸骨(Bone Knght、Bone Mage)となり、朽ちてなお襲いかかってきます。
透明な体を持つ敵なのか、呪われた武具なのか・・・
実体の見えない敵です。
強力な力を持つ戦士、といった感じの強さを持ちます。
倒しても死体は残りませんが、代わりに一本のマジックソードが残されます。それが実体、という事でしょうか?
リッチの上位種と言える存在、Ancient Lich です。
彼らは固有の名前と称号を持ち、Almonjin、Baratoz、Anshu、Maliel、Kaltival などがいます。
また、体力が少なくなると骸骨化し、さらに数体のスケルトンを周囲に召還します。扇動は無効です。
Khaldun の伝承にも登場する赤い不気味な触手、
「Tentacles of the Harrower」です。
近づくものにドレインの魔法をかけ、ステータスを大幅に低下させるうえ、HPを吸い取ります。
脅威の体力と必殺の攻撃力を持つ、超強敵です。
これは、Khaldun の中でも特殊な存在です。
他プレイヤーに殺されたプレイヤーの死体から現われ、殺したプレイヤーにダッシュで近づき、強力なハルバードの一撃を見舞います。
普通に Khaldun の中に出現する事はありません。


Khaldun の中には数多くの仕掛けがあります。
それらは非常に難解で、解き明かすのは困難を極めますが、
その仕掛けをクリアしないと入れない区画も存在します。

また、Khaldun にはパズルロックという特殊なロックが
かけられた宝箱も存在します。
これはダンジョンの深部、最も南西の場所にあります。

この宝箱をダブルクリックすると、左のようなウィンドウが開きます。
このパズルは、俗に「HIT&BLOW」と言われているものと同じで、台座に宝石を置き、正解とピッタリを合えば箱が開きますが、外れていると何らかの罰を受け、同時にいくつ宝石が合っていたかのヒントがもらえます。
一度正解するまで、正解の組み合わせは変わりません。
例えば、不正解後の表示が右のような場合は、2つは位置も色も合っており、1つは色が合っているが、場所は違っている、という意味です。
同時に不正解の場合、雷・爆発・ダーツ・炎などのダメージか、毒を受けます。

これらのヒントを元に正解を推理していき、見事当たれば箱が開きます。
宝石は同じ色の物を複数使う場合もあります。
(中身ですが、私が行った時は 620G・マジック2個・宝石約10個でした)
(しかし、トレジャーマップが高確率で出ると言う報告もあります)
(出現するトレジャーマップは Lv2〜5 で、ランダムのようです)

誰かが正解すれば、箱はそのまま、しばらく開いたままとなります。
その後は一定時間経たないと、再びパズルロックの状態にはなりません。


このパズルロックの練習用ページを、Aki@Izumo さんが作成されています。
ブラウザ上で動くパズルロック再現ページで、
このページでこのパズルがどんなものかを、手軽にする体験できます。

Aki さんのページは右のバナー先です。

なお、Lockpicking のスキルが高い場合、中央に右のような表示が出てきます。
これは正解のヒントで、右は GM Lockpick が開こうとした場合のものです。

この図の場合は、赤が最初のスロットで、赤とオレンジと黄の宝石を
どこかのスロットに使う、という意味になります。


ダンジョン内の装飾品の中には、クリックするとメッセージが
表示されたり、ダブルクリックすると反応したりするものがあります。

ダンジョンの壁画はクリックするとその絵の内容が表示されます。
左の画像の場合は・・・
「マスクをした姿が山の頂きに立っている、壊れた壁画がある。
 山の下は、その姿にひれ伏している、ローブを着た姿によって溢れている。」
と書かれているようです。

他に下のような壁画があります。
A blood-stained mural portraying a colossal. procession of men chained together. led towards a black pit by five cloaked figures.
(血で汚れた巨大な壁画がある。鎖で繋がれた人の行列が、5人のローブを着た姿により、黒い穴へと導かれている)
A crumbling mural of five cloaked figures standing before a black pit, from which rise hundreds of vile, writhing tentacles.
(ローブを着た5人の姿が、黒い穴の前に立っている。 穴からは数百の下劣な、のた打ち回る触手が昇っている)
A detailed mural of two armies in conflict under a black sky. In the center, a cloaked figure strikesdown a men bent in prayer
(黒い空の下、闘争している2つの軍隊の描かれた詳細な壁画がある。その中央には、身をかがめ祈りを捧げている人を攻撃している、ローブを着た姿がある)
A polished mural depicting a valley full of cloaked figures hauling massive stones towards a mountain pass.
(谷側に大勢いるローブを着た姿が、重そうな石を山の方へひいている様子の描かれた、磨かれた壁画がある)

A finely crafted mural depicting a masked figure surrounded by seven spirits. The figure kneels, as if in supplication.
(7つの霊に囲まれた、マスクをした姿が描かれた繊細に作られた壁画がある。 嘆願するかのようにひざまずいている)

また、左の画像の像は、なんらかの条件を満たしてからダブルクリックすると、正面にある木の棺が、沈んだり、上がって来たりします。

他にも、隠しスイッチやそれに連動した隠し扉など、いろいろなものが存在します。 それらの中には一定時間しか効果がないものもあります。


Khaldun には 多くの呪われた人々が出現し、プレイヤーに対して襲いかかってきます。
その中には、このダンジョン Khaldun を発見・発掘し、その調査を行っていた者達もいます。

彼らの名は、
「女性調査員 Tavara Sewel」、「ハルバードの戦士 Morg Bergen」、
「調査隊長のレンジャー Grimmoch Drummel」、「魔術師 Lysander Gathenwale」

彼らはすでに戦死し、Khaldun の呪いによってアンデットとなって
プレイヤーに襲いかかってきます。

彼・彼女は他の通常の赤NPCよりも強い力を持っており、
倒すと他のNPCと違って死体が残らず、そのまま消滅します。
そして、かわりにその場には一冊の本が落とされます。
これは、彼らが生前に付けていた Khaldun 調査時の日誌の一部です。

この本は何種類もあって、それぞれに断片的に内容が書かれており、
これらを読む事により彼らの調査の内容や、その運命を知ることが出来ます。
ただ、(当然ですが)その内容は英語なので、日本のプレイヤーには
それを見てすぐ理解する事は出来ませんが・・・

しかしこの日誌を、hiyoko@Izumo さんが集め、資料として送ってくれました。
さらに、アレックさんが Tavara Sewel 、Grimmoch Drummel の日記を、
すずQさんが Lysander の日記を翻訳され、
それを情報として送ってくれました。

以下にその原文・翻訳文を掲載いたします。
hiyoko さん、アレックさん、すずQさん、どうもありがとうございます。
なお、アレックさんのサイトは下記で、こちらにも翻訳文があります。

Khaldun 調査記録

Grimmoch Drummel の日誌(翻訳済)
墓の発見 (Tavara Sewel)(翻訳済)
Lysander のノートブック (翻訳済)


日記原文収集・提供 hiyoko@Izumo さん、
翻訳 アレックさん、すずQさん、
パズルロックページ、Aki@Izumo さん、
どうもありがとうございます。



Back