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2008年06月01日

イスラム金融とは

2008年06月01日 14:16 | 解説・ニュース

イスラム金融とはイスラム教の教えにのっとった金融である。イスラム教の概念、規範を意味するシャリアに準じた金融であるため、シャリア金融(シャリアにのっとった金融)と呼ぶこともある。ちなみに「シャリア」とは、アラビア語で「水飲み場に至る道」「人のあるべき生き方を示す道」という意味だそうな。いわば全般的な道徳規範、ということなのだろう。

イスラム金融の特徴は「金利の概念は無い(利子を取った金銭の貸し借りは禁止)」「シャリアに反するものは排除される」にある。シャリア指数採用銘柄の判定にも、この概念は使われている。なお「利子」は否定されているが「利潤」は肯定されるどころか推奨されている。そして一定割合で配分することが定められている。

なおイスラム金融では基本的にヘッジファンドや先物取引は認められていない。今流行のデリバティブ取引などは門前払い状態。また、西洋諸国においてベンチャービジネスの助力過程で、資金の貸し出しではなく株式の購入(ストックオプション)を採るスタイルは、イスラム金融の考えに近い、とする考え方もある。

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