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2008年05月04日

「1日株主」でも優待はもらえるのか&PTS取引について

2008年05月04日 14:59 | 知っ得情報

権利確定日(権利付売買最終日)に該当株式を保有していれば株主名簿に名前が載り、株主優待の権利を得られることから、最終日にだけ株式を買い、翌日に売り払ってしまい「株主の権利だけを得る」という手法を考える人がいる。この方法でももちろん株主優待は手に入る。

別項目でも解説するが、このルールをうまく使い、「毎月権利確定を行う銘柄を買い、確定直後に売って現金化し、次の月の優待銘柄を購入」する「優待渡り」な人もいる。信義則はともかくルール上は何の問題もない。ただし権利確定後は株価が大きく下げることが多く、「優待と配当の権利以上に売却損を生じた」などということもあるので注意が必要だ。

また、夜間取引の場合は行っている証券会社によって受け渡し日の定義に違いがあるので注意が必要。SBIイー・トレード証券などが行っているSBIジャパンネクスト証券のPTSでは、当日中の夜間取引は5営業日後の受け渡し、深夜0時以降の(時間上翌日の)取引は4営業日後の受け渡しとなる。つまり、「昼間取引で権利確定をし、その日のPTS夜間取引で該当銘柄を売っても、優待の権利は確保できる」ということになる。

逆にいえば「(昼間取引における)権利確定日のPTS夜間取引で該当株式を買っても、実際には基準日の翌日に株主として認識されるので、株主優待は手に入らない」ということになる。くれぐれもご注意されたい。

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