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2008年07月19日

[食事]寒天

2008年07月19日 15:21 | 手法(食事) , ダイエット手法

みのもんた氏や志村けん氏が司会の番組などで語られた影響からか、一時期ありとあらゆる場所から寒天が消えた。寒天の大御所の通販サイトでは負荷がかかりすぎてサーバがダウンし、しばらくネットによる通販自身が行えないなど信じられない事態も発生した。

もちろん各種メディアもこのブームに便乗。寒天関連のサイトや情報サイトでの寒天特集が山のように沸きあがり、寒天に関する書籍も次々発刊。しまいには寒天専門家がテレビで解説するんじゃないかと思うくらいの盛況ぶりだ。

これは寒天が、「さまざまな食品に混ぜて使うことで満腹感を促進させつつ栄養価を気にせず摂取できること」「寒天自身の性質から余計な栄養分を胃腸から取り除いてくれること」「食物繊維が豊富に含まれていることによって便秘に効果的なこと」などの効果がある、つまりダイエットには最適な食材の一つであることが広く知らしめられたからだ。

寒天は元々ところてんから水分を取り除いたもので、一時期はところてんまで店から姿を消していたくらいに過剰な反応があった。また、多量に摂取しても比例的に効果が出るわけでもないのに「食べ過ぎて体を壊した」だの「下水管の中で固まってしまい詰まってしまった」といった、笑えないトラブルまで耳にしている。

ぷるぷる、というかぷにゅぷにゅとした食感のある寒天は、正直好みがはっきり分かれる。大好きな人もいれば、あの食感が我慢ならないという人も多い。とはいえ、そのままごく普通の寒天として食べるだけではなく、さまざまな工夫をすることで効果的に寒天を「摂取」(他の食材と共に体の中に取り入れること。言い換えれば、寒天単体で食べるという意味ではないことである)することは可能だ。

経験則からするに、脂肪燃焼効果などは正直実感できないが(というかそこまで深く考えていない)、少なくとも「栄養価を付加させずに満腹感をプラスさせる」「便秘を解消する」役目は十分にあるようだ。別項目で「間食するな」と説明しているが、寒天のようなカロリー低めで食べがいのあるものなら、ごく普通に食べても問題はないだろう。

今現在でも入手が難しい場合があることをのぞけば、値段も安いし、さまざまな調理方法がある寒天は、ダイエットをしたい人には必須のアイテムといえよう。下手な専用の薬などより安全で効果的だ。


[まとめ]
・間食や主食に寒天を使ってみるのも効果的。
・寒天は使い方を工夫することで食感が苦手な人も摂取できるようになる。


[自分の場合]
テレビで取り上げられる前から、具体的には入院時に暇つぶしと退院後に備えて「五訂」を読んでいたときから、寒天には注目していた。元々寒天は好きだったし、栄養価を見てもボリュームの割にはほとんど制限すべき栄養素を気にしなくても済む。業務用のキロ単位で購入しようかと思ったくらいだ(さすがにそれは留まったが)。

一日三食寒天を食すのは少々採り過ぎな気がするし、第一作るのが間に合わない。それに、しまっておく場所も確保できない(大きな冷蔵庫でもあれば話は別だが……)。通常は一日一度、夕食前に作りおきしておいた分から食べているのだが、先に挙げたような効果はそれなりに出ている。服用している薬には、便秘になりがちになるという副作用があるのだが、それがバッチリ解消したのだ。また、満腹感をキープするのにも役立っていそうな気がする。

単に寒天だけを溶かして冷やし固めたのでは味気ないので、大抵は果汁百%(自分の場合はたんぱく質やカリウムにも注意しつつ選択)のジュースを混ぜたり、はちみつを溶かして加えたりしている。特に後者の場合、色合いから「黄金寒天」と名づけ、重宝している。意外に寒天とはちみつはマッチするものだ。

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